目次
◆音楽伝記映画特集!パート4!
これまでの紹介記事に続き、
今回はポップス/ソウル編です!
というわけで、今回も音楽モノの伝記映画を集めてみました!
ぜひレンタルや購入して見てみてください!
ポップス/ソウル編
ここではポップス/ソウル系なアーティストについての伝記映画について11作をピックアップします!
・ジャージー・ボーイズ(2014年)原題: Jersey Boys
モデルは60年代に「シェリー」「君の瞳に恋してる」などで大流行したボーカルグループザ・フォー・シーズンズ。
その「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」の誕生秘話に迫ったサクセスストーリー!今なお多くのアーティストがカバーしているあの曲の原点ですね!!
本作は同名タイトルの人気ミュージカルを映画化ということで多くの楽曲で盛り上がる作品。
監督は名匠クリント・イーストウッド!
そして製作総指揮はフォーシーズンズのリードボーカルであるフランキー・バリ!
これは必見です!!
・エディット・ピアフ~愛の讃歌~(2007年)原題: LA MOME/THE PASSIONATE LIFE OF EDITH PIAF/LA VIE EN ROSE
モデルはフランスの象徴的である伝説のシャンソン歌手、エディット・ピアフ。
「ばら色の人生」、「愛の讃歌」などの名曲を生み出してきた彼女の生い立ちと生涯に迫る作品です。
売春宿で育ち、街角でスカウトされて歌手として一時代を築くも愛には恵まれなかった…そんなお話。
アカデミー賞、セザール賞、ゴールデングローブ賞など数々の賞を受賞した名作です!
・セレナ(1997年)原題: SELENA
モデルはテハーノ・ミュージックというメキシコ民謡にラテン/ポップス要素を合わせたジャンルで女王と呼ばれた、セレナ。
小さい時から音楽が好きで、歌手を目指していたセレナ。
歌手デビューしグラミー賞も受賞しトップラテンシンガーになるも、
23歳で事件に巻き込まれ短い人生となってしまうわけです。
今作の主役は今や偉大なシンガーであるジェニファー・ロペスが主演!
まだブレイク前な貴重なタイミングです!おすすめ!
・Ray/レイ(2004年)原題: Ray
2004年に亡くなったソウル・ミュージックで「ソウルの神様」とまで言われた盲目のシンガー、レイ・チャールズ。
彼の音楽で成功するまでの心の葛藤を描いた映画です。
黒人、しかも盲目ということで迫害されていた時代背景もありアメリカの闇を感じます。
今作はレイ本人が存命なタイミングだったため主役である名俳優ジェイミー・フォックスに演技指導もしたのですが、
あまりの熱演に「俺の後継者だ!」とまで言わしめた熱演に引き込まれます!
残念ながら本人は完成した映画を見ることはできないままこの世を去ったようですが、
今作は個人的にも今までみた音楽伝記映画で一番印象的な作品です。
・ドリームガールズ(2006年)原題: DREAMGIRLS
同名のミュージカルを原作としつつも、人物の名前を別名に変えた半伝記映画となっております。
モデルはダイアナ・ロスもいた60年代の黒人女性3人組の伝説的コーラス・グループ、
シュープリームス(スプリームス)。
こちらではシュープリームスからドリーメッツという名前で話が進んでいきます。
(ちなみに舞台版では「ドリームズ」という名前でした。)
彼女らがNYに移り、スターを夢見てバックコーラスからサクセスしていくお話です。
中でも映画らしく、ダイアナ・ロスをモデルにしたと思われるディーナ・ジョーンズ役にビヨンセ!
彼女らをバックコーラスに歌うスターシンガー役にエディ・マーフィ!
彼女らを見出したマネージャー役にジェイミー・フォックス!
ほかにもジェニファー・ハドソンはじめ有名キャストが揃っています!
・カーペンターズ・ストーリー(1989年)原題: The Karen Carpenter Story
モデルは名曲ばかりなあの伝説的兄妹ユニット、カーペンターズ!
その名ボーカル、カレン・カーペンターが60年代から32歳で亡くなるまでの活躍を描いた映画。
「雨の日と月曜日は」のレコーディングや「トップ・オブ・ザ・ワールド」、そして両親についてなどかなり注目な内容!
主演はクリミナル・マインドなど洋ドラで多く活躍しているシンシア・ギブがカレン役を演じます。
こちらは劇場ではなくテレビ放送用に作られたテレビ映画。今作は兄リチャードの全面協力のもと制作されたうえに評価もかなり高く、オンエアされてからしばらくレコード店からカーペンターズのCD/レコードが姿を消したほど!!
そのためかなり今ではレアな作品です。幸い英語がわかるならyoutubeにフルverもありますが。
カーペンターズほど世界中に愛されているアーティストはなかなかいないのでとても基地用な作品!
CBSさま、ぜひ日本でも正規版を発売してください!!
・ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~(2015年)原題: Get on Up
モデルはソウル界のレジェンド・シンガーであり、ファンクの帝王とも呼ばれるジェームス・ブラウン!
孤独な少年時代からブラック・ミュージックとの出会い。
彼のサクセスストーリーであり、親友であるボビー・バードとの友情の物語です。
プロデューサーとしてストーンズのミック・ジャガーも関わっているのがポイント!
主役は映画「シヴィル・ウォー」「42」ドラマ「CSI」「フリンジ」などでも活躍しているチャドウィック・ボーズマン。
ぜひ見てみてください!
・The Jacksons: An American Dream(1992年)
モデルは名前の通りマイケル・ジャクソンをはじめジャクソン・ファミリー。
両親二人の出会いや馴れ初め、厳しい躾という名の暴力や厳しいダンス/歌唱トレーニングのスパルタ教育。
そして伝説的ユニットとなるジャクソン5の活躍がポイントです。
ジャクソン5やその家族をよく知るスタッフが協力をしているため事実に近い内容となっているようです。
しかし残念なのはこちらもTV映画ですが日本では未公開&未発売。
続編でありマイケルのソロ活動を軸に描いた伝記映画「マイケル・ジャクソン ザ・ムービー 真実の物語」という作品は日本版DVDもありますが内容もいまいちで前作で協力していた関係者もいないまったくの別物なんだとか…悲しい。
・アイ・ソー・ザ・ライト(2015年)原題: I Saw the Light
モデルは50年代アメリカで絶大な人気を博したカントリー歌手、ハンク・ウィリアムス。
ライブに向けて車での移動中に29歳という若さで息絶えていた彼の6年間という短い歌手生命を記した伝記映画です。
タイトルの由来は死後にその日公演予定会場に「ハンク・ウィリアムスが亡くなった」とアナウンスが入り、公演キャンセルのためのジョークだろうと笑う観客たち。
しかしバンドメンバーがタイトルにもある「アイ・ソー・ザ・ライト」を演奏したことで観客も本当に亡くなったと理解し追悼のため会場全員で歌ったという史実に基いているんですかね。
おすすめです。
・TINA ティナ(1993年)原題: TINA: WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT
モデルはパワフルな歌声で人気の女性シンガー、ティナ・ターナー。
彼女の幼少期からの半生を描いた作品。
貧しくも旅回りのR&Bバンドに魅了されアイクと結ばれアイク&ターナーとして活動していくが…という話しですね。
史実の通りアイクは麻薬に溺れていくわけですがその後にソロになってからが彼女の本領発揮だったわけですが、その闇の時代に迫っております。
・パープル・レイン(1984年)原題: Purple Rain
こちらは自伝ではなく別名に置き換えたり脚色も色々入れている半自伝映画ですが、
モデルはタイトルからご存知のように今年亡くなったプリンスです。
そして今作の主役もプリンス本人!
ライブスポット<ファースト・アベニュー>というところで紫色のジャケットに身を包んだ黒い肌の若者キッド(プリンス)は、自分のバンド<ザ・レボリューション>をひきいて、活躍している…そんな若者のスター人生についての映画。
今作のタイトルでもあるアルバムは「プリンス&ザ・レボリューション」名義で制作されたのですが、1500万枚超えのヒットでその収益で自主レーベルを設立するほどの重要作です。
映画としてもアカデミー賞歌曲・編曲賞を受賞するなど人気作!
プリンスファンのみならず必見です!
というわけでポップス/ソウル編11作品をピックアップしてみました。
次はクラシック編かな。その1と2で分割するかも。
寒さも深くなりますがぜひ冬のお供に気になった映画は御覧ください!