CM製作者の常識。スポット制作の注意点!

◆CMスポット制作の注意点

仕事柄色々なイベント告知CMスポットを作ってます。

パターンも基本の15秒、30秒やNテレ時代は12秒、3秒なんてものがあったり、

現在のBSA時代は60秒や2:45秒なんて長尺まで。

フォーマットとしてはFinal CutでもPremiereでも編集するときの

「1080i/29.97i」でドロップフレーム設定でやれば基本はOKです。

素材もバラできたものを組み立てることもありますが完パケでくるものもあります。

テレビ業界のCMはざっくり言ってしまえば、

映像編集→ナレーションを入れる→整音/MA作業→HDCAMテープで納品

という流れで作りますが…CM制作に慣れてないところが作ると色々おかしなことが起きます。

そんな例を実際にあったことやないだろうと思いつつも色々なケースで確認!

 

1.音を0fで入れない!

これが度々起きる「アッー!もうっ!」ってなるやつNo.1。

TVCMって実は最初の0.5秒(15f)と終わりの0.5秒(15f)って無音なんです。

つまり0f〜15f、そして終わりの15f〜0fまで。

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これを通称ノンモンと呼ぶようです。

(Non-Modulationの略らしくそれノンモジュじゃね?と思ったけど細かいことは気にしないこと)

それを知らずに0fのスタートと同時にサビの歌い出しとかの素材出してくる業者がかなり多いんです…一番最悪なのはそれでかつ終わりの29fで音がジャン!って決まるパターン。

これをTVに合わせると、例えば「君が〜」って歌い出しだとすると最悪

「みが〜」と始まり、ジャ!で終わる。ひどいですね。

これWEBならいいんですけどTVはそこ一番お気をつけください。特に音楽もの!!

 

2.パカパカ!

通称ポケモンショックの時からサブリミナルチェック(パカパカチェク)がスタートしました。

ちなみにこちらyoutubeにある当時のポケットモンスター「電脳戦士ポリゴン」の回です。

見て気持ち悪くなるかもしれないので自己判断でお願いします。

輝度の高い点滅が激しい映像はだめというもの。以下イメージ。下記はだめです。

計測器によって違いますがだいたい1秒間に4回激しい切り替わりがあるとNG判定です。

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音楽ものだとPVとかライブで照明のフラッシュとかたまにやばいですね。

大体CMで使うのってサビ頭とかなのでぜひそこから数秒はフラッシュ演出気をつけてください。

 

3.セーフゾーンは絶対!

セーフゾーンとかセーフマージンとか言われる範囲があります。

下記の外側の枠ですね。この中に基本的にテロップは収めます。

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これは一部のテレビでは外側一部を消して拡大表示してしまうものがあるのです。

そのためこの枠を飛び出した文字はものによって欠けて表示されてしまう。そうならないようにするためのラインです。

それでかつテレビの場合はだいたい右の上サイドに局のロゴが入ります。

そこもできるだけ文字を載せないようにしましょう。

 

というわけで軽くですが注意点で多いものまとめました。

CM製作者だけでなくてもお気をつけください!

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